母谷たつのりウェブサイト

ご意見・ご要望はこちらから
市政報告
天皇陛下御即位二十年
母谷の発言
 
【 旧広島市民球場条例廃止 】
 6月定例会でこの議案が実質的に可決されました。(実際は修正可決)
2月議会では一旦否決になった議案でしたが、共産党、公明党が賛成に回り35:19だった勢力図は22:32(当日共産党議員病欠1)に塗り替えられ、あっけなく解体賛成派が大勢になってしまいました。
 僅か3ヶ月の内に情勢の何が変化したのかという明確な説明も理由もなく態度表明が変わったことを疑問に思います。
旧市民球場の建設経緯について改めて述べるまでもありませんが、戦後復興に向けたその意志、その努力は高く賞賛されるべきで市民の樽募金にまで発展した事業は後世に語り継ぐに相応しい内容だと思います。
 原子爆弾投下による悲惨さを訴える原爆ドームだけが広島の姿ではないと思うのです。
 平和を願って出来た球場であり、平和だからこそ出来た野球だったのです。娯楽のない廃墟の中からカープ誕生、球場建設は市民にとって大きな希望の光でした。広島市民にとっては復興のシンボルであり、広島の誇りであり、広島の平和な歴史そのものであったと思うのです。今もそれが引き継がれています。
 こうしたことを想うとき、復興と発展を願った先人の努力を無にすることは耐え難い苦しみがあります。戦後復興における広島の遺伝子の元を広島市長自ら否定し断ち切ってしまうことに大いなる寂しさを感じます。
 後世に平和の尊さを伝えるためにもそれを実証してきた旧広島市民球場は重要文化財として保存に値すべきものと考えます。
 解体しゴミのように扱い廃棄することは広島の人間にとって自己否定に値します。戦争や原子爆弾投下が如何に愚かでどのようなものだったのか、或いは建設の経緯を知らない世代が増えてきたからこそ残して語り継がなければならないと思います。

 それは正に平和ということ自体が当たり前の時代になり過ぎてしまったから。






















2010年 7月 6日